Unagi Club
1 December 2025
6 min read
Vol.3: 折るという、美しさに出会った日
Vol.3: The Day She Discovered the Beauty of Folding
UNAGI CLUB
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日本人なら誰もが知る、あのアイテム。
けれど、その裏にNala Designsとの“必然の出会い”があったことは、あまり知られていません。
今回は、その奇跡のような物語を少しだけご紹介します。
2015年11月に日本で販売が始まり、2020年のレジ袋有料化をきっかけに、
瞬く間に“エコバッグ界の女王”と呼ばれるようになったバッグをご存じでしょうか。
そう、「Shupatto(シュパット)」です。
記憶に新しい方も多いかもしれませんが、
今では日本人コミュニティでもすっかりおなじみの存在になりました。
Nala Designsとのコラボレーションから、もうすぐ1年。
その“運命的な出会い”は、Lisetteと妹たちの**Isabella**、**Fleur**が日本を訪れた冬の日のこと。
「バックパックだけで旅をしよう」──Fleurのその一言から、3人は本当にリュックひとつで旅に出ました。
なるべく荷物を軽くしたいと思っていたとき、彼女たちが出会ったのが**Shupatto**。
ワンタッチで折りたためる天才的な機能美と、洗練されたデザインに、Lisetteは瞬時に心を奪われたといいます。
実はこの“折りたたむ”という発想の原点には、日本らしい物語があります。
Shupattoを生み出した日本のデザイナーは、
新人研修で配られた**紙製の帽子**から着想を得たそうです。
その帽子は、両端を引っ張ると一瞬で棒状に戻る仕組みになっていて、
昼休みには「誰が一番きれいに畳めるか」を競って遊んでいたとか。
その記憶がヒントとなり、布で試作を重ねて誕生したのがShupattoでした。
“シンプルであることは、美しい”──
そんな日本のデザイン哲学と、Nala Designsのカラフルな世界観が、
自然に溶け合った瞬間でした。
Shupattoとのコラボレーションに向けて奮闘し、
担当の**マナミさん**との出会いを経て、7か月後。
ついに夢が形になりました。
この出会いは、偶然ではなく──必然。
そして今もなお、Nala Designsのものづくりの根底には、
この日本での出会いが静かに息づいています。
これからも、“日本とNalaのつながり”から生まれるストーリーを、
心を込めてお届けしていきたいと思います。





